おはようございます。東京祝花の小池です。
企業の事務所や社屋を刷新する時に贈る「新社屋落成祝い」「竣工祝い」。しかし、開店祝いや周年祝いとは違い、年間を通してかなり多く出回るギフトではなく、知識が十分な方は少ないのではないでしょうか。
今回は、企業が企業へ贈る「新社屋落成祝い」のギフト2選と、贈る際のマナーをご紹介いたします。
落成祝い・竣工祝いとは?
落成祝いと竣工祝いの違い
馴染みのない方にとっては、「落成祝い」はあまり想像できないネーミングに思われがちですが、竣工祝いと似たシーンで用いられます。どちらも、公共施設や企業社屋が完成した時のお祝いですが、若干の名目が異なります。
落成祝いは、建設に携わった建設会社や担当者、関係者など「感謝すべき方々」へ贈るお祝いであり、竣工祝いは、無事建物建設が終わり完成したことを「神様へ報告・感謝」のために執り行うお祝いです。
落成祝い、竣工祝いを手配する多くの場合、先方から「落成式(あるいは竣工式)のお知らせ」という体裁で案内が来るはずですので、名札表書きなどはそこに合わせて手配するようにしましょう。
式典があれば式典へ贈ろう
落成式・竣工式が執り行われる場合は、その日に飾られるためにギフトを間に合わせるようにしましょう。準備で前日に担当者がいれば前日に、あるいは当日の開始2時間前までに贈ることがマナーとされています。
招待者を呼ぶ式典開催予定が特にない場合は、新社屋・新施設へ、新設後1週間以内の営業時間内を目安にギフトを贈るようにしましょう。その際、担当者や出勤者がいない時は不在対応になってしまいますので、お祝いを贈りたい旨を事前に伝え、お受け取りいただける時を確認して配送依頼を出すようにしましょう。
落成祝い・竣工祝いギフト2選
大輪の胡蝶蘭
落成祝い・竣工祝いの定番ギフト
落成式・竣工式を華やかに彩るのが、大輪の胡蝶蘭です。胡蝶蘭は「繁栄」「幸福が飛んでくる」など非常に良い花言葉を持つ、ビジネスギフトの定番です。上場祝いや就任祝い、開業祝いなどへもよく贈られますが、落成祝い・竣工祝いという新たな門出を祝うのにも最適なフラワーギフトです。
大企業や大きな公共施設の場合は、大量の胡蝶蘭を贈られることを見越して専用のテーブルを作っているケースもあるほど、胡蝶蘭は落成祝い・竣工祝いで親しまれています。
胡蝶蘭の鉢数がステータスと見る方も中にはいますので、「先方が胡蝶蘭は嫌だと言っている」などの理由がない限りは胡蝶蘭を贈ることをお勧めいたします。
胡蝶蘭の予算相場
最も良く出回る価格帯は¥30,000~¥50,000になります。お付き合いの深い企業は¥50,000~の立派な胡蝶蘭を贈られる場合もありますが、通常のお付き合いであれば上記の価格帯で問題ございません。
観葉植物ギフト
胡蝶蘭以外を贈るなら観葉植物
「胡蝶蘭は先方が要らないと言っていた」「長く楽しめて実用的な観葉植物が欲しい」というような理由で、落成祝い・竣工祝いに観葉植物を贈られる方もかなり増えてきています。
胡蝶蘭は約1か月程度咲いた後は枯れはじめ、鉢も大量に余ってしまい廃棄や回収となりますが、観葉植物であれば、オフィスを彩るインテリアアイテムとしてずっと飾っておくことができます。
観葉植物は、オフィスグリーンとして配置するだけで空間を明るくし、またヒーリング効果があることは科学的に証明されています。落成祝い・竣工祝いには、丈夫で育てやすいマッサンやユッカがおすすめです。なお、観葉植物は大きくなるものはとても伸びるので、新たなオフィスの規模に合ったサイズ感のものを選びましょう。アレカヤシなど横に広がる品種は、背丈よりも幅を意識しなければならないので、そのあたりも注意が必要です。
観葉植物ギフトの予算相場
先述の通り観葉植物はサイズがさまざまであり、価格帯と比例してどんどん大きなものになる傾向があります。贈り先様の会場規模を考慮したうえで贈られると良いでしょう。広く大きな会場であれば¥20,000~¥50,000の尺鉢以上の観葉植物を、間口が狭く、背の高い観葉植物が難しい時は¥10,000~¥18,000の鉢を複数贈ることも喜ばれます。
落成祝い・竣工祝いの名札文例
表書き
新社屋落成御祝 祝 新社屋落成 御祝
祝御竣工 祝竣工 竣工御祝 竣工祝
名札の書き方
内容に先方の社名や社長名を入れるかどうかは、落成祝い・竣工祝いの場合どちらでも問題ありません。
最低限表書きと自分の所属と肩書、名前を入れておけば良いです。先方のお名前をアピールしたい!という場合は内容に含めた方が良いですが、その際は名前の間違いなどに十分気を付けましょう。
大切な取引先様へ最適なギフトを
今回は、上場祝い・就任祝いに贈るギフトの一例をご紹介いたしました。
東京祝花では、東京都内をはじめ大阪・名古屋など全国主要都市へお届けします。
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